動画の容量を小さくする方法|画質を落としすぎず圧縮する手順を解説

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スマートフォンやカメラで撮影した動画を送ろうとして、「容量が大きすぎて添付できない」と困ることがあります。

動画の容量は、不要な部分をカットしたり、解像度やビットレートを調整したりすることで小さくできます。

ただし、設定を一度に大きく下げると、顔や文字が見づらくなることがあります。容量だけを優先せず、使用目的に必要な画質を残すことが大切です。

この記事では、動画の容量が大きくなる原因と、画質を落としすぎずに圧縮する方法を初心者向けに解説します。

動画の容量が大きくなる原因

動画の容量は、主に長さ、解像度、フレームレート、ビットレート、圧縮方式によって変わります。

同じ時間の動画でも、撮影設定や保存形式が違えば、ファイル容量が大きく異なることがあります。

動画の長さ

基本的には、動画が長いほど容量も大きくなります。

撮影の開始前や終了後に不要な場面が残っている場合は、その部分をカットするだけでも容量を減らせます。

長時間の動画を無理に強く圧縮する前に、本当に必要な部分だけを残せないか確認しましょう。

解像度とフレームレート

解像度は、動画を構成する画素の数です。

4K動画は細部まできれいに表示できますが、フルHDやHDの動画より容量が大きくなりやすく、編集や変換時のパソコンへの負担も増えます。

フレームレートは、1秒間に表示する画像の枚数です。数値が高いほど動きは滑らかになりますが、その分データ量も増えやすくなります。

スマートフォンの小さな画面で見る動画や、内容を確認するために送る動画なら、撮影時と同じ高い解像度が必要とは限りません。

ビットレートと圧縮方式

ビットレートは、動画1秒あたりに使用するデータ量の目安です。

ビットレートを高くすると映像の細部を残しやすくなりますが、ファイル容量も大きくなります。低くしすぎると、動きの激しい場面や細かな模様が粗く見えることがあります。

動画の圧縮方式によっても、画質と容量のバランスが変わります。

一般的に利用されるH.264は幅広い機器で再生しやすく、H.265はHEVCとも呼ばれ、容量を抑えやすい場合があります。ただし、H.265は古い機器やソフトで再生できないことがあるため注意が必要です。

動画を圧縮する前に確認すること

圧縮を始める前に、元動画と使用目的を確認しておきましょう。

元の動画を残しておく

圧縮後の動画だけを残すと、画質を元へ戻したくなったときに困ります。

元動画を上書きせず、圧縮後のファイルは別の名前で保存してください。

家族の記録や仕事で使う動画など、撮り直せない映像は、外付けドライブやクラウドなど別の場所にも保存しておくと安心です。

どこまで小さくする必要があるか決める

「できるだけ小さくする」のではなく、何のために圧縮するのかを先に決めます。

たとえば、メールへ添付したい、メッセージアプリで送りたい、クラウドへ保存したい、Webサイトへ投稿したいなど、目的によって必要な容量と画質は異なります。

容量を減らす必要がない部分まで圧縮すると、画質だけが下がる可能性があります。

送信先や投稿先の上限を確認する

メール、メッセージアプリ、SNS、動画投稿サービスなどには、送信できる容量や動画時間に上限が設けられる場合があります。

上限はサービスや契約内容、使用する端末によって異なり、変更されることもあります。

圧縮を始める前に、現在の上限を公式案内で確認してください。

上限が厳しい場合は、画質を大きく落とすより、クラウドストレージへ動画を保存して共有リンクを送る方が適していることもあります。

動画の容量を小さくする5つの方法

動画の容量を減らす方法は一つではありません。

仕上がりを確認しながら、必要な方法を組み合わせましょう。

不要な部分をカットする

最初に試したいのは、不要な部分を削除する方法です。

撮影開始直後の準備中の場面や、終了後にカメラを止めるまでの場面をカットすれば、画質を大きく変えずに容量を減らせます。

長い動画では、必要な場面だけを複数の短い動画へ分割する方法もあります。

解像度を下げる

4K動画をフルHDへ、フルHD動画をHDへ変更すると、容量を小さくできる場合があります。

ただし、解像度を下げると細かな文字や遠くの人物が見づらくなることがあります。

大きなテレビやパソコン画面で見る予定がある場合は、下げすぎないようにしましょう。スマートフォンでの確認用なら、元動画より低い解像度でも問題が目立ちにくいことがあります。

ビットレートを下げる

解像度を変えず、ビットレートを下げて容量を調整する方法もあります。

少しずつ下げれば、見た目の変化を抑えながら容量を減らせる可能性があります。

一度に大幅に下げると、動く人物や水面、草木などの細かな部分に乱れが出やすくなります。短い部分で試し、元動画と見比べながら調整してください。

H.265などの圧縮方式を使う

再生する機器が対応している場合は、H.265を利用すると、H.264より容量を抑えられることがあります。

ただし、圧縮や再生時のパソコンへの負担が増える場合があります。また、相手のスマートフォンやパソコンが古いと、動画を開けない可能性があります。

自分だけで保存する動画ならH.265を試し、幅広い相手へ渡す動画ではH.264を候補にすると分かりやすいでしょう。

動画圧縮ソフトを使う

動画圧縮ソフトを使えば、解像度、ビットレート、圧縮方式などを一つの画面で調整できます。

複数の動画をまとめて処理したい場合や、繰り返し圧縮する場合にも便利です。

設定項目が分からないときは、目標容量や自動設定を選べるソフトを使うと、初心者でも進めやすくなります。

パソコンで動画を圧縮する方法

パソコンで動画を小さくする方法には、動画編集アプリ、オンラインサービス、専用ソフトがあります。

Clipchampを使う

Windowsでは、Microsoft Clipchampへ動画を読み込み、解像度を選んで書き出す方法があります。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. Clipchampを開く
  2. 新しいビデオを作成する
  3. 圧縮したい動画を読み込む
  4. 動画をタイムラインへ追加する
  5. 不要な部分があればカットする
  6. 「エクスポート」を選ぶ
  7. 元動画より低い解像度を選んで保存する

書き出す解像度を下げることで、元動画より容量が小さくなる場合があります。

ただし、元動画の設定や内容によっては、期待したほど小さくならないこともあります。完成後の容量と画質を確認してください。

オンライン圧縮サービスを使う

オンライン圧縮サービスは、ブラウザから動画をアップロードして容量を小さくする方法です。

ソフトをインストールせずに使えるため、短い動画を一度だけ圧縮したい場合には便利です。

一方、アップロードできる容量、動画時間、処理回数などに制限が設けられることがあります。大容量動画では、アップロードとダウンロードに時間がかかります。

個人情報、顔、住所、仕事上の資料などが映っている動画は、運営元やデータの保存期間、削除方法を確認せずにアップロードしないようにしましょう。

AiseesoftやVideoProcを使う

パソコンへインストールする動画変換ソフトでも、動画の容量を小さくできます。

Aiseesoft 動画変換 究極は、動画変換を中心に、圧縮や簡単な編集などを行えるソフトです。

VideoProc Converter AIも、動画変換、圧縮、簡単な編集などに対応しています。AIを利用した動画の調整や画面録画も使いたい場合に候補になります。

2つのソフトの違いを確認してから選びたい場合は、こちらの比較記事を参考にしてください。

どちらも購入前に無料版を試せますが、利用できる範囲には制限があります。自分の動画を読み込めるか、操作しやすいか、希望する容量まで小さくできるかを確認してから購入を判断しましょう。

画質を落としすぎないための設定

画質を保ちながら圧縮するには、複数の設定を一度に大きく変更しないことが大切です。

元動画と同じフレームレートを選ぶ

容量を減らすためにフレームレートを変更すると、動きが不自然に見えることがあります。

特別な理由がなければ、最初は元動画と同じフレームレートで試しましょう。

容量がまだ大きい場合は、先に不要な部分のカットや、ビットレートの調整を検討します。

解像度を一度に下げすぎない

4Kから低い解像度へ一気に変更すると、容量は小さくなりますが、画質の変化も大きくなります。

まず4KからフルHDなど、一段階ずつ下げて確認しましょう。

文字や商品の細部を見せる動画では、解像度を下げることで内容が伝わりにくくなる場合があります。使用目的に必要な見やすさを残してください。

短い部分で試してから全体を圧縮する

長時間動画をいきなり圧縮すると、処理後に画質の問題へ気づいたとき、やり直しに時間がかかります。

動きの多い部分や細かな文字が映っている部分を短く切り出し、同じ設定で試してください。

短い動画で画質と容量を確認してから、全体を圧縮すると失敗を減らせます。

動画を圧縮しても容量が小さくならない原因

圧縮したのに容量がほとんど変わらない、または逆に大きくなることもあります。

設定が元動画とほとんど同じ

元動画と同じ解像度、ビットレート、圧縮方式で書き出すと、容量がほとんど変わらない場合があります。

圧縮前と圧縮後の設定を比較し、どの項目を変更したのか確認してください。

変換後のビットレートが高い

出力時のビットレートが元動画より高く設定されていると、変換後の容量が大きくなることがあります。

自動設定で予想より大きくなった場合は、ビットレートの設定を確認し、少しずつ下げて試してください。

すでに強く圧縮されている

SNSやメッセージアプリから保存した動画などは、すでに強く圧縮されていることがあります。

その動画をさらに小さくすると、容量はあまり減らず、画質だけが目立って悪くなる場合があります。

容量が十分に減らないときは、圧縮を繰り返すより、共有リンクを使う方法も検討しましょう。

無料と有料の圧縮方法はどちらがよい?

短い動画を一度だけ圧縮するなら、Clipchampや信頼できるオンラインサービスなど、無料で使える方法から試してよいでしょう。

次のような場合は、有料の動画圧縮・変換ソフトが候補になります。

・長時間の動画を扱いたい
・複数の動画をまとめて圧縮したい
・動画を外部サイトへアップロードしたくない
・目標容量や画質を細かく調整したい
・変換や簡単な編集も行いたい
・繰り返し動画を圧縮する予定がある

有料ソフトでも、自分のパソコンや動画との相性があります。まず無料版で試してから判断してください。

動画の圧縮についてよくある質問

最後に、動画の容量を小さくするときに迷いやすい点を確認します。

ZIPにすれば動画は小さくなる?

動画をZIPファイルにまとめても、容量が大幅に小さくならないことが一般的です。

MP4などの動画ファイルは、すでに映像や音声が圧縮されているため、ZIPでさらに小さくできる部分が少ないからです。

ZIPは複数のファイルを一つにまとめる目的には使えますが、動画そのものを小さくしたい場合は、動画圧縮ソフトや編集アプリを使いましょう。

圧縮すると必ず画質が悪くなる?

再圧縮では映像の情報が減る場合がありますが、設定や視聴環境によっては違いが目立たないこともあります。

解像度やビットレートを一度に大きく下げず、短い動画で比較することが大切です。

圧縮後の動画だけを見ず、元動画と同じ画面サイズで見比べると違いを確認しやすくなります。

LINEやメールで送るにはどのくらいにすればよい?

送信できる容量や動画時間は、サービス、契約内容、端末などによって異なります。

上限は変更される可能性があるため、固定された数値だけを基準にせず、送信前に各サービスの公式案内を確認してください。

容量が大きい動画は、画質を大幅に落として添付するより、クラウドストレージへ保存して共有リンクを送る方法もあります。

まとめ

動画の容量は、不要な部分のカット、解像度やビットレートの調整、圧縮方式の変更などで小さくできます。

最初に試したいのは、不要な部分を削除し、元動画より少し低い設定で短い部分を圧縮する方法です。

容量だけを優先して解像度やビットレートを大きく下げると、顔や文字、動きの多い場面が見づらくなることがあります。

元動画は削除せず、圧縮後の画質と音声を確認してから整理してください。

メールやメッセージアプリの上限に合わせるため画質を落としすぎる場合は、クラウドストレージの共有リンクを利用する方法も検討しましょう。

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